5-1.納期が遅れそうなときの対処法
内容
基本原則:遅れは絶対に避ける
代表的なトラブルの中で最も多いのがスケジュールの遅れです。プロジェクト進行中、ディレクター自身はもちろん、デザイナーにも認識してもらいたい重要な原則があります。
最重要原則:遅れは100%避ける - クライアントに対しても、チームメンバーに対しても、遅れは絶対に避ける - 必ず間に合わせることを前提に行動する
遅れが予見される場合の対応
どうしても遅れが発生しそうな場合の対応手順:
1. 即座の情報共有
- デザイナー等チームメンバー:今すぐに共有する
- 事前にメンバーには「遅れそうな時は即座に報告」と伝えておく
2. 原因と状況の整理
- 遅れの原因を正しく理解し整理する
- 状況を客観的に把握する
- それをクライアントに報告する
3. クライアントへの連絡
- 最優先でクライアントに連絡
- できるだけ早めに報告する
- 事前に前もって「遅れる可能性がある」ことを伝える
部分的な遅れへの対応
例:資料共有やリサーチ結果の提出が遅れる場合 - 基本的には遅れゼロを目指す - ただし、最終納品日は絶対にずらさない - 「ここは少し遅れますが、最終納品日は必ず守ります」といった伝え方で臨機応変に対応
絶対に避けるべきパターン
以下は最も良くないパターンです: - 当たり前のように遅れる - 「遅れました」を軽い感じで伝える - ギリギリまで粘って、当日の夜(22時・23時)に「遅れそうです」と連絡
正しいアプローチ: - 遅れが予見されたら、できるだけ早めに報告 - 事前に「遅れる可能性があります。本当にすみません」と前もって伝える - クライアントに余裕を持った対応をしてもらう
まとめ
納期管理で最も重要なのは早期の情報共有です。問題が発生する前に、できるだけ早い段階でクライアントと適切なコミュニケーションを取ることで、多くのトラブルは未然に防げます。
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