ステップ2:受注単価を最大化させる

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内容

ヒアリングの事前準備

クライアントリサーチのポイント: - 企業の背景(業界、事業内容) - ホームページでの情報収集(資本金、代表者名) - 大企業の場合:資本関係、企業歴史 - 事前情報を頭に入れておく

ヒアリングのアプローチパターン

1. シンプルヒアリング - 基本的な要件を聞き取るアプローチ - 「こういうものですね」と確認するスタイル

2. 提案型ヒアリング - 確実に受注したい案件の場合 - 要件がまとまっていない段階から仮の提案書を作成 - テキスト情報だけでも地体調子を超える為の提案

ヒアリングの本質:「相談」としてのアプローチ

重要なマインドセット: - ヒアリングは「相談」である - この時点で受注できるかどうかが決まる - 形式的なシートに基づいたヒアリングでは適切ではない

深掘りアプローチ: - 相手の課題や悩みを深掘り - クライアント自身も自覚できていない悩みを発見 - そこに対する解決策を提案してクロージングにつなげる

機能的ヒアリングのポイント

今回の制作物に関する詳細: - どのようなデザインを作りたいか - 具体的な機能や要件

将来を見据えたヒアリング: - 例:SNSヘッダー1枚の制作でも、将来的にLP、ホームページ、ロゴ、スライド等の展開可能性を考慮 - 他の事業状況や全体像まで聞いておく - プロジェクト開始後はゆっくり時間を取って聞く機会がないため

将来の提案につなげる仕掛け

初回ヒアリングで伝えるべきこと: - 「申し訳ございませんが、デザインを通じていろんなところでお手伝いしたいと思っております」 - 「案件進行する中で、こういうところがいいなと思ったら、全然見ていただいてからやるかやらないか決めることもできます」 - 将来的な提案の可能性を示唆

ミーティング後のフォロー

議事録作成: - ミーティング終了後に必ず議事録を作成 - アジェンダを事前に用意しておく

提案書作成: - 必ずしも詳細な提案書でなくても良い - リサーチ結果や仮説を軽くまとめるだけでも効果的 - クライアントにとって嬉しいサプライズとなる

見積もり作成の重要ポイント

タイミング: - ミーティング中におおよその価格帯を伝える(数万円〜数十万円等) - 理想的には当日中に見積もり書を作成 - 最遅で3日以内に提出

見積もり書の目的: 1. 透明性の確保 - ウェブサイト作成の裏側にある作業を明確化 - トップページ、下層ページ、PC版・SP版デザイン - グローバルメニュー、必要機能、実装作業 - HTMLマークアップ、システム連携、サーバー・ドメイン設定

  1. 価格と作業の関係性明示
  2. 各作業項目のコストと金額を明確化
  3. 価格に対する作業内容の理解を促進

  4. 受注確定のための重要資料

  5. 契約の一歩手前の資料としての位置づけ
  6. 見積もり書の内容や項目分けが受注に大きな影響を与える

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